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LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

248日前
ロンドンでの経験しかないことを強調しておきます。

 グレンフェル・タワーの火災については、詳しい状況がわかるたびに、高層住宅が増えている日本でも、他人事ではないと感じる人が増えているのではと推測する。

 日本の状況はわからないし、イギリス各地の公営高層住宅のことは知らない。しかし、ロンドンの住宅環境が劣悪なのは、グレンフェル・タワーだけではない。ほんの数ヶ月前、今年の春にロンドン東部から報道された、新しい住宅の酷さについてのニュース。

Housing associations face storm of complaints over new-build homes
https://www.theguardian.com/society/2017/apr/11/housing-associations-face-storm-of-complaints-over-new-build-homes

Housing association agrees to buy back homes on 'substandard' development
https://www.theguardian.com/society/2017/feb/06/substandard-housing-association-scheme-facing-hundreds-of-complaints

'No one calls the housing association repairs line. There's no point'
https://www.theguardian.com/society/2017/apr/11/no-one-calls-the-housing-association-repairs-line-theres-no-point

 これまで、長年にわたって読んできた情報から言えることは、少なくともイングランド、さらに絞ってロンドンでは、新しい住宅が建設される際、必ず低所得者層が購入できるフラットを建設するという条件を企業は実行しなければならない。

 2012年のロンドン・オリンピック、パラリンピックの跡地の一部は、特に高所得ではない人たちが購入できる、定住できる住宅をということで、建設が進み、そして入居が始まった。

 環境の劣悪さ、維持・運営を行政から「購入」した企業のやる気のなさは、グレンフェル・タワーと全く同じ。

 住宅だけではなく、現在のイギリスで、全国でくまなく感じられるであろう、「ターゲット至上主義」、「責任を取ることは自分の責任ではない」という風潮を見直さない限り、何も変わらない。

254日前
初夏のバラの季節は、そろそろ終わりそう。

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写真
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157681954967122

https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/albums/72157684841746516

 バラの季節が終わると、日照時間が短くなり始めるのが、残念といえば残念。

254日前
このポストは、特に自分のためでありまた、議論できるほど自分の中で理解が深くはないので、メイルでの質問にも答えるつもりはないです。

 先週、ある研修で交わされたケイス・ディスカッションは、学習障害と診断されている男性の今後の治療方針の検討というものだった。実は、この男性とは一度会って話した。普段はとても物静かで、一見では、何が彼にとって問題なのか判らない。

 彼が帰属するのは、イギリス国内で定住しないで暮らす、アイリッシュ系のトラヴェラー・コミュニティ。さすがに驚かなかったが、彼の学習障害も一要因だが、トラヴェラー・コミュニティで生まれ・育ったことで、子供の頃に彼の適性に合う教育を全く受けていない。彼は、読み、書きができない。そのために、小さな犯罪を引き起こし、現在、精神医療に直結する法律の下で治療を受けている。

 トラヴェラー・コミュニティで暮らす人が定住したくないという意思は、この国では尊重されている。言い換えると、問題を起こさない限り、トラヴェラーたちとは関わりたくないという感情が定住している人々にはあるだろう。年上の友人に尋ねたところ、80年代、90年代でも、地方の農場等では、「No blacks, no Irish, no dogs」という看板があるのは普通だったとのこと。

 トラヴェラー・コミュニティで子供がネグレクトされるのかどうかは、知らない。まだ、僕が何かをできるわけではない。しかし、仮に教育を受ける機会がなくて、後年、本人が受け止めなければならない身体的、心理的重圧、そして社会が避けられたであろう負担を考えると、トラヴェラー・コミュニティの子供に、彼らのために、社会のために教育を受けさせる、ということを余計なことと考える人たちがイギリスにいるのは、普通なのだろうか?、と

 そんなことをずっと思考の片隅で考えていた昨日、ガーディアンで興味深い記事が掲載された。

'They were entwined': the twins found at Dover's white cliffs
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2017/jun/10/they-were-entwined-the-twins-found-at-dovers-white-cliffs

 今年の元日、イングランド南東にあるドーヴァーの崖下で、男女の遺体が発見された。男性の身元はすぐにわかったが、女性は身分証明になるものを一切所持しておらず、当初は誰だかわからなかった。男性の名前から判明した住所にあたり、ようやく女性は、男性と双子の妹(もしくは姉)であることが判った。

 警察が彼らの住まいを訪れて判ったことは、二人が親戚や社会との関係を一切持とうとしなかったこと。二人のパスポートはずっと昔に失効したままで、最近のミュリエルの面影を知るための写真は全くなかった。二人が携帯電話を持っていなかったことも、身元をすぐに判明できなかった、そして彼らの最後の足取りが全くわからない要因の一つ。

 この記事と、研修でのケイス・ディスカッションに共通点は全く存在しない。しかし僕にとって、政府やオーソリティにより社会の管理、つまり個人情報がもはや個人のものではなく、権力のものである社会にあって、是非や、有効性の議論は置いておいて、「福祉」ですらおいきれない人々が存在する社会。そしてそのような社会がすべきことはあるのか、という堂々巡りの思考が止まらない。

256日前
結果の発表がもつれ込んだケンジントン(ロンドン)。労働党が奪取した。

General Election 2017 Kensington

 20票差。

 イギリス国内で、平均寿命が最も長く、そしてロンドンでもダントツに裕福であろうケンジントン区が労働党を選んだことは、保守党がカンタベリィを失ったことと同じくらいの政治的衝撃ではないかと思う。東京なら、例えば共産党が文京区の区長選に勝利するようなものだろうか(そうなることを願う)。

Canterbury tale: single mum becomes town's first ever Labour MP
https://www.theguardian.com/politics/2017/jun/09/canterbury-tale-single-mum-becomes-towns-first-ever-labour-mp

 これで何も起きなかったら、2011年のような暴動が起きるかな。

256日前
過半数に達しなかったが、大敗したわけでもないメイ政権が連立を模索する相手が北アイルランドの政党、Democratic Unionist party。

 いきなり表舞台に出て来たこの政党について、ガーディアンの紹介記事。仮にこの連立が通ると、さらなる混乱が生じることは確実だろう。

From climate denial to abortion: six DUP stances you should know about
https://www.theguardian.com/politics/2017/jun/09/from-climate-denial-to-abortion-heres-six-dup-policies-you-should-know-about

Theresa May’s new ally in government, Northern Ireland’s Democratic Unionist party, is in favour of a soft Brexit, wishes to maintain a porous border with the Irish republic but also holds illiberal positions on abortion and gay rights.

The party, which gained two seats in the general election to hold 10 altogether, has not yet outlined what it might want from a formal deal with the Tories – but the prime minister said in her speech outside Downing Street that she could rely on her “friends and allies” from the party founded by Ian Paisley Sr.

The party, founded in 1971, maintains its socially Conservative positions but has been transformed into an efficient political force by successive leaders since Paisley stepped down in 2008.

Brexit and the Irish border
The DUP campaigned for Brexit but its manifesto argued for maintaining a “seamless and frictionless” border with Ireland. Objectives for the forthcoming Brexit negotiations included maintaining the Common Travel Area with the Republic and ease of trade throughout the EU.

Welfare spending
The manifesto retained the pensions “triple lock” and universal winter fuel allowance, both policies the Tories pledged to drop.

Opposition to same-sex marriage
While the party has changed radically since its beginnings, it has always maintained an opposition to socially liberal reforms which have taken place on the UK mainland.

Northern Ireland is the only remaining part of the UK where same-sex marriage is not legal after the DUP used a controversial veto mechanism to block any change to legislation. Senior figures in the party have called the issue a “red line” for power-sharing talks at Stormont.

Anti-abortion
The DUP has fought hard to halt an extension of abortion rights to Northern Ireland. Campaigners say their actions have forced thousands of women to travel elsewhere for terminations, or to rely on abortion pills bought online.

Climate denial
While climate change scepticism is not official party “policy”, the DUP has previously appointed a denier as environment minister in Northern Ireland, and it counts a number of creationists among its senior members.

Leadership
Much focus will now fall upon the party’s leader, Arlene Foster, a tough character whose politics were influenced by the Troubles. At the age of eight, her father, a part-time policeman, was shot and injured by the IRA on the family farm.


 トランプのアメリカと同じくらい、保守党、そしてイギリスが「かまってちゃん(needy)」への道を転がり落ちていくようだ。

LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

作者:愛と憎しみのロンドン

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